2009 june
5 やどかり
先日竹富島で少しだけ拾った貝の中にヤドカリがいたらしく、
ごそごそなにか音がする、という噂は本当だったのだ。
ずいぶん元気はつらつなやどかりだ。
海に還すには遠いし、ということで最後まで面倒みることにしよう。
まずは御家造りから始まる。
タイで拾った珊瑚を大き目器に2個いれ、水を少々、それに石垣島の塩を入れ海水に。
石垣の塩を入れればヤドカリも故郷を思い出し寂しくないであろう。
ヤドカリさんの特性を考慮し、少し大きめの貝を2つ一応入れておこう。
さぁ、素敵な御家が出来上がった。
餌は、まだないからノリでも入れておこう。
9 ケニーランキン氏死去
ケニーランキンが亡くなったそうです。
ちょっと前にコットンクラブへ彼のライブへ行ったのが記憶にあたらしいのです。
彼はコットンクラブで客席にライブ始まる前から座ったり自分の子供話をライブでしていたり
ずいぶんフランクで家族を愛する印象があります。
彼のライブはきっと今まで行ったライブの中で一番良かった。
本当に素晴らしいコンサートでした。魂に響く音空間でした。
その場にいた多くの人も同じ気持ちだったと思う。
69歳だったそうで癌の合併症だったそうです。
先日ひぃおばあちゃんと親戚のおばさまの法事が上野と浅草の間のとあるお寺でありました。
そこのお坊さんの話。
人は死に向かって生きているのではなく、死と隣合わせで生きているんだと。
死を常に意識して
自分の直感に従い、自分を愛すること(愛するとは自分の本音に嘘つかないということ)、
を続けていけば悔いなく今回の生を納得して全うできそう。



16 ヤドカリU
先日のヤドカリはノリもたべずブロッコリーの芯も食べず、
飢え死にしてしまうんでは??と不安になった。
そこで
めだかのえさを持って帰り、与えてみたのです。
手を少し濡らしめだかのえさをつけて貝(ヤド)に入っている生物の前に持ってゆく、
動きがない、、
やはり死んでしまったのか、もう少しはやくめだかのえさを持ってきていたら、
と後悔の念を抱こうとした刹那、ヤドカリが動いた!
そのまま恐る恐る出てきて姿を現した。
そうするやいなや、ものすごい勢いでめだかのえさを食べ始めた!!
すごいたべっプリに久々感動しました。
とにもかくにも何よりうれしかった!
ヤドカリには毎晩直々えさを手で与えています。
そんなヤドカリとの愛ある交流があります。
そんなえさを食べた次の日の朝、ヤドちゃんが宿替えをしていた。
正直びっくりしました。
ヤドハウス内には
珊瑚が2つ(水に漬かり過ぎないように配慮して)
と
貝を大小計2つ(寂しくないようにと気分転換のため)
があるハウスなのですが、
その内の貝小に宿替えしていたのです!
貝小はヤドちゃんの元来の貝より少々大きめをチョイスしたので
ヤドカリさんのお気に召したよう。
しかしその貝小かなり色目が地味。
竹富っ子のヤドちゃんは素敵な貝に入っているからこそ拾われてしまった。
そんなハイなセンスな感覚をもっているヤドさんはこんな地味で満足いくのか内心不安もあった。
そして次の日。
ヤドカリにご飯をあげようとしたら地味貝にはおらず、
今度は更に大きい貝に入っていた!
貝大はまあきれいな色の貝なのです。
大きくても何とか入れるんだーと感心しつつ、なんか動きが変というか重たそう。
でも地味よりハイセンスな感覚を持ったヤドさんにはこちらの方が似合う。
その晩、えさをあげようとヤドハウス内を見ると今度は
元来の自分の素敵な貝に戻っていたのだ。
壮大な冒険は終わりを告げたらしい。
その後は元の自分の貝でずっと生活している。
私が思うに、えさを初めてもらった日、彼は自分が成長する予感がしたに違いない。
そして自分の殻を破りたくなり、色んな貝に挑戦した。
自分を知り他の貝を知り色んな経験をしたのだ。
ヤドカリの内に潜む
自分を成長させようとする向上心から見習うことがあった。
しかし生れも育ちも竹富のヤドカリさんにはここ東京は実に気の毒だと痛感している。
なぜなら
私は先島の自然と時間の流れがあまりにも心地よくネイティブなままでいられたしなぜか
ずっと悩まされ続けていたからだの不調から開放されたから。
そんな経験をした後、
やはり東京の生活が性に合わない!?と本気で疑うし真意に考えはじめています。
人は今までの惰性を抜け出て違う世界を垣間見たとき、
従来と新しい世界を比べ査定する。
大抵は新しい方へと引き寄せられる。
変化を起こし新しい世界へ飛び込み挑戦したい欲求は魂から沸き出でるものだと思う。
元来の殻を打ち破り新たな世界へ行き成長したくなるのは必須なことだと思うのです。
だから人も環境も生々流転の性だから永遠なんてものは1つもないのだなぁと
この世の無常は自分にとって必要なことなんだとつくづく思う今日この頃です。
大
中
小
ヤドカリの貝の中は一体どうなっているのだろう?と
見るたび段々気になり始めました。
その気持ちは次第に強くなってきました。
私はザリガニのように足があると思いたかった。
他者の意見も聞くと、えびのように小さな足が何本かで目立った足?という
ものがないのでは、と。
なんだかよくわからないですが、中が気になるわけです。
恐る恐る調べてみると(ネットでです)
正解はえびのような感じ。
ちょっとびっくり。
見てはいけないものをみてしまった感あり。
最近体が少し大きくなりました!力も強く。
25 モッチ
先月の終わりころに
モッチという名をつけた野生のスズメを一時的に保護しました。
この鳥は本当に不思議な鳥でした。
多くのことを私たちに運んでくれました。
幼いころから鳥、野生の鳥には特に通じるものがあるんです。
モッチという名は私が直感でつけました。