2014年11月











24 ALASKA AND SEATTLE
先日のあき休みでアラスカとシアトルへ行ってきました。
なかなかゆっくりできた旅でした。

去年のヨルダンは死にそうだったのでもう海外は無理かな なんて思いましたが。

アラスカは私が18の頃に憧れていた、いつか行きたいな、なんて漠然と夢みていた場所。
数十年経ち、まさか行くとは思わなかったです。
アラスカって単語の響きも好きです。
フェアバンクス・・・アンカレッジ・・・ユーコン川。。。響きがいい、、
ゴールドラッシュ時代に由来する名称も。

自然が好きだった私にはやはりグリズリーがいること自体にロマンを感じるわけだったのです。
今回はもちろんグリズリーは見れませんでした。

先ずは
成田〜
シアトル〜
シアトルをほんの少しだけスペースニードルというタワーに登りすぐに空港へ戻り〜
アラスカフェアバンクス3泊〜
シアトルに一泊〜
パイクプレイスマーケット〜
成田へ

そんな感じでした。今回はアメリカということなのでそれほど心配や緊張もなく平穏無事に
過ごせました。いつも中東など緊張を強いられる感じでしたので。
アメリカ本土(シアトル)に行ったのは今回初です。

アラスカフェアバンクスの気温は最高マイナス3度最低がマイナス8度程。
秋から冬になった頃でした。
もう雪が少しだけ積もっていました。
フェアバンクスの空港はキレイで温かみのある施設で、なんだか安心しました。
お帰りなさーい!と我が家に帰宅した感じ。

日本人の初老のご夫婦と一緒にチナ温泉にあるホテルへ。
ここのホテルは日本人が多いですし、日本人スタッフもいるそうです。
安心。いつも日本人がいない場所ばかりでしたので。
ここで働いていた若い男性スタッフがあまりに良い子だったので
なんだかため息が出てきました。

到着後、晩ご飯をホテルレストランで食べました。
何故かものすごいすごすぎる大量のサラダをモクモクモグモグと牛のように食べました。
店員さんも 本当にこのオーダーでいいのかっ?!と念を押されていた意味がわかりました。

温泉に入り、すぐ10時頃にはオーロラが
空に現れていて、スゴイオーロラへと発展し、AM1時頃には凄いオーロラが見れました。

私はオーロラを見れない人の話もよくよく聞いていたので、
多分日ごろの行いもよくないし(笑)見れないだろうなぁ、と既に諦めて思っていたので、
嬉しかったです。
防寒対策は一応自分なりにはバッチシでしたので大丈夫でした。
今回ユニクロに大変お世話になりましたね。


翌朝、日本人のスタッフに聞いたら、稀にみる凄いオーロラだったそうです。
初日からみれて、旅の目的は1つ達成されたわけです。

2日目は4名集まらないと行けないツアーに申し込んだら、
たまたま行く人がもう一人現れ、
行ける事に。
それはビーバー村という可愛い名称でその昔とある日本人が飢餓に苦しむエスキモーと
インディアンを引き連れて作った村なのです。

実は心の底では
アラスカへ行くのであれば極北のネイティブアメリカンの村に行きたいと思っていたわけです。
何故かというと学生時代にアラスカ物語を読み、それはそれは感動したし、
星野道夫さんの本も全て読んでいたし、ネイティブアメリカンの民謡とか関連書籍も
読みあさっていた私の青春時代、自分の考え方の基になっていたからです。

アラスカ物語のフランク安田さんの作ったビーバー村へセスナで行く。
セスナは怖いというか、落ちる可能性が高いので、
死ぬ気で乗らないといけない乗り物だと思います。アラスカで死ぬなら本望かもしれないなぁ、
とアラスカの大地と空をみると感じました。セスナ機に乗った体験はこの旅で一番貴重な
ものとなりました。なんと表現すればよいのかわからないですが本当に素晴らしかった!

村は北極圏ラインの直ぐ下辺りにある人里離れたという言葉が適正かわからない
様な場所にあります。
こちらへ行くにはまず道がありませんので車では行けないです、のでセスナ機で行くんです。
これは日本では先ず考えられない事です。もしくはユーコン川が凍結したらスノーモービルで
行くとか。

このビーバー村に愛さんという日本人妻がいるそうで、
私が行った際はちょうど日本へ一時帰国をされていたので、
ネイティブアメリカンの旦那さんが案内してくれました。

旦那さんはとても陽気な優しそうな男らしい方でした。
人間っていいなぁって海外へ行くと人間らしさをしみじみ感じる時がよくあります。
海外を旅する醍醐味の1つ。
東京にいるとそういうことはあまりないのか私の感性がおかしいのか、よくわかりませんが、
都会は皆世間体や恥をかかないようにとか、学歴社会や競争など利益を優先させる
傾向が時に強いし人と無意識的にも自分を比べるシステムになっているきがします。
無能ならばその人に価値がないのか、得るお金に人の価値が反映するものなのか・・・。
昔の人はそういう考えの方も結構いたような。いないような。

今日もお客様から色々教わりましたが、アメリカは格差社会が更に深刻になっていて、
アメリカで起こることは日本にも数十年したら高確率で起き得る、ということだから、
その格差と人について考えていかないといけない時代になってゆくのかもしれません。

とにかく都会では鎧を沢山纏って生きている感じがします。
私もそうだから、人間らしさをかんじるとなんだかいいなぁとしみじみかんじたりします。
人間らしい人をみると異様に惹かれてしまいます。
自分が江戸時代が好きな所以はそんなところからきているのかもしれません。

村の案内では フランク安田さんのお墓を訪れたり、家の中を見させてもらったり、
生活や教育などなど。
加工したムースのお肉や鮭やコーヒーをいただきました。
空輸で生活用品を運ぶのだそうですが、とても高くつくそうです。
インターネットはばっちりだそうですよ。

パイロットの6歳くらいの男の子と村の犬が本気でじゃれあって遊んでいるのを
みていたらとてもいいなぁと思いました。
犬も東京の犬より活き活きしていましたね。かわいかった。
そして帰る頃。。案内してくれた方と。。。なんだかお別れ際は寂しいものですね。

ホテルに帰り、またしても温泉。
温泉はプールみたいです。水着を着て入る。露天の天然温泉。
日本語のみ「必ず水着を着用して入浴ください。決して水着着用せずには入らないで
ください」と記してあったのがおかしかったです。
夜空の星を眺めながらの入浴は贅沢です。
流れ星は1分に1度はみれました。
天の川も見えます。天の川がオーロラかと思ってしまう程みえました。
その日は 薄い オーロラが観れました。
しかし昨日のオーロラには敵いません。
就寝は毎晩3時くらい。

つぎの日はホテル内の施設をみたり、歩いたり、犬ぞリのワンコをみたり、
ゆったり、のんびり過ごしました。よくリスをみかけました。
温泉に何度も何度も入りました。
最後なのでレストランでカキフライなんか食べました。
アメリカは外食の費用が高い!!
日本の和食・寿司の細やかさに惚れている私にはアメリカの食事は全てが雑に感じてしまうの
でした。

最終日はアラスカ大学のミュージアムへ。
星野道夫さんの作品やアラスカの歴史などの展示を
拝観。その後、地元のスーパーでショッピング?!お土産など購入。

しかしマーケットでも高いなぁ。日本より高いぞ。
そう、アラスカは本土から運ぶのも多く若干割高なんだとか。
ハワイのマックが本土より高いのと同じなんでしょうか。
アラスカよ、さようなら。

なんだか日本と似ているアラスカ。軽井沢に来ているような感じもする程、日本人には合う
と思われます。星野さんの奥様はまだこちらで生活されているんでしょう。

さぁ、アラスカを後にして次はシアトル。
シアトルといえば記憶にあるのは映画「めぐり逢えたら」トムハンクスとメグライアンの最後
エンパイアステイトビルで逢える映画がありましたが、トムハンクスが住んでいた場所の
イメージ。

あの映画やユーガットメールは結構影響が強かった。
結ばれようとしている相手ではなく未だ出逢っていない他の誰かが
運命の相手なのではないかという・・・今離婚も増えていますが、二度目の結婚で幸せに
なっている人も結構周りにいますし、というか運命の相手って何なんでしょうか。
老人ホームでカップル?ができたり80才で運命のお相手と
出会う確立だってあるわけです。
なので結婚、カップル・運命の人・・よくわかりません。

あとはスタバ1号店があったり、パタゴニア本店があったり、で、どちらも行きました。
朝早め?に起きて、パイクプレイスマーケットの市場へ。
トムハンクスが「めぐり逢えたら」の撮影で使われた素敵なレストランで
窓辺の席でパンケーキとコーヒーを。

スタバ1号店でデカンタのチャイティラテを片手に有名なピロシキのお店の
ベーカリー片手にマーケット内を散策。
特に面白かったのは鮮魚店です。
魚はみていると面白い。
名物の魚を投げてキャッチするのは私は見れませんでした。
他、独特の文化があるみたいで、なんというかヒッピー文化があるシアトル。
ちょっとこだわりのある?人物や自分のコレクトを見せる為にあるショップ?や
パワーストーンの店やインドの店など、結構吉祥寺や下北沢に慣れている私には違和感なく
楽しめました。
チャイナタウンがあるので中国人も多いからアメリカだから当たり前ですが
アジア人でも目立たない。毎回、アジア人がいるとジロジロ見られて歩くのさえ辛い
場所が多かったので、
今回は難なく過ごせました。

シアトル、海でなくて湖の隣にあるせいか風が気持ちよかった。
日本より寒いのに、日本よりアラスカもシアトルも快適で寒くないのは
湿気がないせいなのか。アラスカは雪でも快適。
東京で雪降るともう無理でもぅお手上げなのに。
日本は空気が重たいきがします。
アラスカでもシアトルでもとてもそれは快適で健康的でいられた。
しかし食に関してだけは日本は素晴らしいと思うのです。
まず安い!で、美味しい。すしや和食もある。

毎回海外へ行く前の日は楽しみですが、今回何故か日本に対しての強い固執があり、
離れるのが辛かった。
心の中で新しい大切なものが育ったせいかもしれません。




20 アッというまに
11月後半に。
最近はライブは
ミッドタウンビルボードへ大貫妙子さんのライブと
青山ブルーノートへ
行きました。
大貫妙子さんのライブは良かった!!
なんというか大貫さんの存在自体がお洒落で心地よくて、歌も声も素敵。
ライブというのは空気そのものを味わうので
ただ歌が上手いだけでも駄目で、何だろうその人自身から放出されるものやそのバックの
クリューと空間と音、雰囲気全て絡み合うので
良いのは本当に良い時間となるんですね。
何がよいのか悪いのかは人によりけり、好みです。

映画は
飛行機の中でかなりみました。
・陽だまりの彼女(上野樹里と松潤 斜め前の席の日本人女性がものすごい両手を握りお祈りの様に観ていたので私も観て見た。まぁまぁ面白かったが為になる映画でもなく・・・)

・それでも父になる(是枝監督・福山雅治 是枝監督のワンダフルライフを映画館で見に行ったけど、誰も知らない同様、何だか腑に落ちない悩ましい映画ですが、秀作。子供がいない私にはよくわからないけれど、とても考えさせられる映画)

・ニシノユキヒコの恋と冒険(竹之内豊他 これはお客様が何人かこの映画にSANOVAの外観が写っていた!と聞き、気になっていた映画。上のBARがロケで使われてた。BARの方からそのお話はなんとなく聞いていましたが。映画の名前が覚えられなくて放置していたら、飛行機で観れる映画にあったからラッキーでした。面白かったですが異様に心に残る映画でした。

・THE BEAR(熊さんドキュメント ディズニーのアラスカの熊のドキュメント)

・about time(ラブアクチュアリー監督最後の作品 この映画は映画館で見に行きました。
面白い映画だったのでまた機内でも見ました。主人公の男性がカッコイイ!)

・グランド ブタペストホテル(こういうホテルが好きなので映画館へ見に行こうと思っていたがいけず仕舞いだったので観る。レイフファインズの映画は結構好きで)

・GEISHA(チャンツィイーと渡辺兼 これは以前も見ましたが、着物や昔の日本のセットが好きなので。この役の渡辺兼はかっこいいですね。ずるい位に。


・ジャージーボーイズ(あの名曲が生れるまで。クリストファーウォーケンがいいなぁ)

・100歳の華麗なる冒険(北欧の映画。シュールな映画でした。映画館でみる)

・天才スピヴェット(アメリの監督。アメリの男版?!結構笑えて楽しめました。映画館で)

と結構みています。



美術館は遅ればせながら、

HOKUSAI展へ。

上野の森美術館へ。
いやぁ混んでいました。混み込みです。
北斎より広重が個人的には好きですが、やはり北斎は広重にないよさがありますね。
構図が素晴らしいし、垢抜けています。広重より北斎の方がスケールが大きい。
二人とも視点も題材も違うから比べようがありませんが。。。
私にとって広重は見ていて癒される。
北斎はエネルギッシュで安定する。
富岳三十六景 富士山がどれだけ江戸に人にとって大切な存在かよくわかります。
神奈川沖浪裏・江都駿河町三井見世略圖・凱風快晴
この3つは部屋に飾っているのですが、みていると心が安定するのは構図の良さと
江戸好きだからのようです。
江戸時代に思い馳せる時が幸せ♪










nikki2014oct.